ご挨拶
作品集
環境共生建築グループ
御殿場クラブ構想(1971)
■GOTEMBACLUB CONCEPT
都会生活から自然環境へ、仕事の枠からの解放、忙しさからの解放→ゆっくり休む休養施設。
日常生活からの解放→超デラックス遊戯施設。
したいことをする→それができる施設等の解放概能をもつ、身心のトータルクリーニングが目的の
新しい別荘村。
日本IBM遣唐使館
施主:日本アイ・ビー・エム株式会社 プロデューサー:株式会社 博報堂
設計:パンデコン建築設計研究所 構造設計/SDG構造設計集団 設備設計/都市設備設計事務所
建築面積:721.11m2 最高の高さ:30.6m
■出展テーマ "文明への情熱"
(株)博報堂の総合プロデュースのもと、
世界的コンピューター会社日本IBM(株)の
パビリオンを、企画、設計、監理した。
"遣唐使船"は西歴630年~894年にかけて
18回にわたり、当時一大文化圏を形成した
唐に、日本が派遣した外交使節団。40隻の
うちの12隻が遭難したほどの難事業に死を
賭してまで挑戦した当時の日本人の知的
エネルギーと国際感覚は、現代の日本人にも
求められているものです。"遣唐使船"の帆のイメージを三角錘の立体が向い合って、帆を表現し、
全長20m高さ13.5mの復元船を囲いこんでいる。
注 : 唐の都・長安は、西方ぺルシヤからシルクロードを経て運ばれた品物や文化、各国からの
留学生や商人が集まる国際都市で、さながら世界は唐によってひとつに結ばれていた観があった。
■全長:20m
■材料:全木造
■最大幅:7.8m
■設計製作:(株)岡村造船所
■地上からの帆柱高:13.3m
■監修:太平洋学会
白馬セプロスキーロッジ
■HAKUBA SEPURO SKI LODGE
ゲレンデ、ロープウェイ山麓駅から対面した崖の上にあり、
他からもよく見え、ロッジからの眺めも抜群によい。眺望絶佳。
この眺望のよい方に、食堂、ベッドルームをもってくる。
自然の中で、雪の中で食事をする感じで、食堂はできるだけ
開口部を大きくとり、大きなガラスをはめこんだ。
都会を離れて山の中にいる。モダンなデザインの中に自然の木の
素朴さを生かしたい。
スキーロッジ山麓園 - 三層ぶち抜いた吹抜空間 -
本計画は、L形の鉄筋コンクリート造の設備シャフトに、
木造の客室ゾーンが同じくL形で逆にとりついた
かたちになっている。L形どうしで囲まれたあきの
部分は、地階から1階、2階、トップライトとつながる
大きな吹抜け空間になっている。階段、廊下等の導線、
2階の設備ゾーンへのいききはこの吹抜空間を中心に
おこなわれる。
雪の荘スキーロッジ
増改築計画の依頼であったのだが、
既存の施設をあちこち手をつけ、予算を
分散して使うより、計画する範囲を
しぼり、既存の本館と切りはなし、新しく
別館をつくることにする。別館は、地下
廊下で本館のエントランスロビーと
結ばれる。食事風呂などのパブリックの
機能は、本館の設備を利用する。1階、
2階はワンルームのスキーヤーズベッド
ルーム、ベッドは1人1人のプライベート
な城―。アフタースキーの楽しい
かたらいのため地下に1段低いレベルの床をもうけ、ストーブをおき、団欒の中心と談笑のたまりを
もうける。セルフサービスで自由に湯茶が飲めるように、キッチネットををもうける。スキーロッジの
談話室は、なにかが起こりそうなムードのある、開いた情報の場をつくりたい。
サザンリンクスゴルフ場
■SOUTHERN LINKS GOELFOCLUB
日本の南端、那覇の空港から車で30分。
断崖の下は海という絶好の立地に計画。
テニスコート、温泉、ホテル等綜合計画の中の
ひとつとして、ゴルフ場が計画された。村の地場
産業の発展等も考え、2年間におよぶ
研究の末、沖縄の伝統的デザインを
モチーフに、ゴルフクラブハウス、海浜を
生かしたゴルフコースの構想が出来上った。
その後、若者への綜合スポーツ施設としての模索、経営上のコンドミニアム計画の立案や販売計画、
沖縄の自然を生かした造園計画など、紆余曲折の末、開発申請も通り、完成した。
ヤングイン輪島
■YOUNG INN WAJIMA
1974年度の「商業空間デザイン賞」
個別商業空間B部門の優秀賞を獲得した。
能登半島一周の旅を楽しむ若い人たちへの
エコノミーな宿泊施設だ。プライバシーを確保、
冷暖房完備、洗面台付。
"北国の寒風に耐える海女小屋のような"
ヤングイン和倉
■YOUNG INN WAKURA
エンドユーザーの声を的確につかむこと→
アンケート・ヒヤリングの調査から、若者達が
宿泊施設に要求しているものは、①低料金、
②鍵つきの個室、③清潔さ、
④エアコンディショニングということであった。
そこに、さらに若い人たちの感覚にあった
インテリア、サウンド、コミュニケーション
スペースを提供する。
若者という特定の客層に的をしぼったという、
マーケット・セグメンテーションは当り、
ヤングインシステム完成。
若い人たちのファッショナブルな宿 ヤングインとは何か
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企画:ヤングインズシステム
設計:パンデコン建築設計研究所 近沢可也 杉本治久 橋本勇治
構造設計集団 : 渡辺邦夫 橋本和重
施工:戸田建設・北睦総合営業所
協力:空調+給排水衛生設備工事 菱機工業/電気工事 北陸電気工事/家具 東製作所+リニアジャパン/
じゅうたん 大和ジュウタン/ランドグラフィックデザイン パンデコン情報研究室 堀田一牛 中村順一
塗装 藤沢光忠 サインデザイン 小川デザイン事務所
構造規模:RC3階建
敷地面積:1012m2 建築面積:339m2 延床面積:690.82m2
建築工事費:1億2400万円 レストランインテリア工事費:560万円 外構工事費:460万円 備品:824万円
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●対象者をヤングにしぼる
ヤングイン和倉が石川県能登半島和倉温泉にこの4月12日に
オープンした。ヤングイン和倉は、昭和48年8月同じ
能登半島の突端輪島にオープンしたヤングイン輪島の
独特の企画、経営方針をもとにして設立されたヤングイン
システムズ(株)のフランチャイズチェイン2号店である。
ヤングインとは日本各地を旅行する若者に低料金で、しかも
快適な宿泊地を提供する若者の宿である。ヤングインの
宿泊施設としてのポリシーは旅行者のニーズが多様化される
なかにあって若者という特定の客層に的をしぼったという
マーケットセグメンテーションにある。施設の計画・設計・
建設する場合これまではともすると経営者・設計者のサイドで、
どちらかというと経営者のやりよいような、すなわち経営する
ほうの事情を中心に計画されることが多かった。私たちは、
設計に先だち利用者であるヤングの声を徹底的に拾いあげ
それをいかした施設をつくることが肝要だと気づいた。
エンドユーザーの欲求を適確につかむことか必要である。
先のヤングイン輪島を計画する段階でアンケート・ヒヤリングなどの調査結果からわかったことは、若者たちが
宿泊施設に要求しているものは
①低料金②鍵付きの個室③清潔さ④エアコンディショニングということであった。
そこにさらに若い人たちの感覚にあったインテりアサウンドコミュニケーションの場を提供できればまちがいない。
企画の前提条件を以上のところにおきながら施設のサービス・運営にいたるまで綜合的に計画することで
ヤングインズシステムはスタートした。
●ヤングがつくる新しい観光拠点
ヤングインの成立しうる背景を考えるとまず最初にあげられるのは、若者たちによってもたらされ新しい観光地と
その拠点となる宿泊地の発生である。近年のヤングたちの旅行をみるとパックされた既存のルートにはのらないで
自分たちからすすんで旅行のブランを組むことが多い。目的地としては都会の日常生活を脱出して自然に帰る
日本のふるさととしての辺境地をさぐるものと古都をたずねるものなどがある。いずれにしても自分の足で
そこをたずねじかにふれるというのが特色。このような旅行者は少人数のグループもしくは2~3人で構成
されている。1人の場合も多い。当然従来の観光地に多い団体客の趣好動向にあわせて計画された施設とは
異なるものが要求される。
これまでの観光旅館との相違としてあげられるものの1つはそこに宿泊するということ自体が旅行の目的には
ならないということである。旅行の目的はあくまでも自然の景観であり古都の探訪である。施設に要求されるのは
安静なる休息と十分な睡眠である。他から邪魔されないプライバシーの獲得である。寝室は寝るという機能のため
万全を期す。それ以外の要素は切りすててかまわない。
設備投資金の軽減ひいては宿泊費をさげるということから考えると1人当りの床面積は極力切りつめなければ
ならない。結果として寝室の寸法はミニマムサイズになる。ちなみにヤングイン輪島の場合は
2m×2.2mになつている。今度のヤングイン和倉の場合筋コンクリート造立地が温泉観光地であるという点などにより
輪島の場合より客室は広くとっているが基本的にコンパクトプランという点では変っていない。
●低料金・プライバシーの確保
次にヤングインズシステムの特色を要約すると次のとおりになります。
①ヤング客対象
②低料金高満足度
③プライバシーの確保―個室方式ベッドルーム
④高い設備水準―完全冷暖房
⑤ユニットプランタイプの標準化と合理的な平面計画による
―建設コストの低減
⑥事務の合理化管理体制の簡易化による―省力化
⑦宿泊施設中心型―パブリックスペース等への設備投資人手のいる
部門をはずしている
⑧計算機導入計数管理による経営の近代化―経営指導
⑨共同購入等によるコスト低減とイメージの統一
建築は建ったその日から古くなりだしているのであるからスラム化しないように十分考慮をはらわなければならない。
ヤングインの客室はミニマムサイズの寸法を設定しているので常に研究・修正しなければならない。
最後に一番必要なこどはこの施設を利用する人たちの気持ちにあわせて当節の言葉でいえばフイリンダに合うもの
共感を呼ぶものをつくらなけれぼならないということである。新しい宿泊産業の一環をになうものとしての社会的な
意義と役割を自覚しなければならない。逆にいえば経営する人つくる人に若い人たちに対する愛情と共感と
思いやりがあり施設つくりに創造と工夫があれはどんな施設も成功するのではないかと思う。
<パンデコン建築設計研究所>
MMG計画
ミーティングビジネスで成功した世界的に
有名なホテルと、ショッビングプレースの
複合施設案。世界各国の人が日本に来て、
このホテルでミーティング、宿泊をして、
ショツピングをする。
地元では、世界のチェーンホテルの商品も
陳列販売されるデパートで、ショッピングや
世界各国からの料理も楽しめる。地下鉄から
出た所に大きなパフォーマンス広場をつくり、毎日各種イベントが開催される。日本的なものと
世界的なものとの交流、インターナショナルなものとのコミュニティプレイス計画。
野外ステージ
加茂山公園は由緒ある青梅神社を中心とした神域の場であり、
樹齢数百年の樹々が茂る加茂市民の憩いの森である。
野外ステージのコンセプトは鎮守の森の神秘性とし、ステージの
平面は、半径10mの円孤が向き合っている。天空から見ると、
眼の形になっている。
宇宙から見ると叡智の眼である。
板「雪椿・葉・風・雪」は宇宙への「モノリス」。
リフレイン奈川
村営奈川荘は、旧校舎を改築して、
修学旅行等を中心に集客を図っていたが、
時代の変化、施設の老朽化に伴い、また、
昭和62年に湧出した温泉の有効活用を
図るなかで、奈川荘再開発構想をつくり、
1990年5月、主要工事完成。村民の憩いと
健康増進を図る福趾的な施設と、観光立村の
拠点として、豊かな村造りのシンボルとなった。
冬期は零下20℃という極寒高地であり、27℃の
温泉を熱交換して最後まで熱を使い切って
しまう高度な設備設計の結果、吹雪の中でも、
床暖房の暖かい館内でのんびり各種の湯を
愉しみリフレッシュできる。
●アスピリンスノーのスキー場と併設
H国際観光センター計画案
水平な床版をいかにして得るか。現地にはそのままでは
要求されるスペースを満たすに充分な敷地は
見当たらない。建築は水平な床を得る作業といえる。
この水平な床は人間が技術を動員して作り出すもので
ある。大地はなるべくそのまま保全し、新しく、人工で、
水平なまとまった床版を確保しよう。そこから我々の
計画はスタートする。
構造計画―土木的スケールと建築的スケール
空中棟を支える巨大な柱脚、これにのせられる巨大な
PSボイドスラブ―。全体としては1節37.5mの巨大な樋の
かたちをしている。この空間に浮く人工の床版の上に、
建築的スケールの耐火被覆鉄構造の建屋がのる。
SDG構造設計集団:渡辺邦夫
渋谷再開発計画='66
■SHIBUYA REDEVELOPMENT PLAN'66
現実の時点に立脚し、現実の地点渋谷に、
具体的なものを作り、そのものの働きで、
渋谷に新しい活力をつけることを中心に計画を
考える。現実に動きながら発展する渋谷に、
その発展するエネルギーをうまく導き、投下
された資本をより効果的に、また、集ってくる
人々により楽しく、より永く渋谷に滞ってもらう
よう、明日からの建設を考える。
注:渋谷再開発促進協議会の依頼により、
坂倉準三建築研究所とパンデコンがプロジェクトチームを
組み、共同研究したもの。
八王子老人ホーム計画案(1973)
■HACHIOJI REST HOME
東京都郊外八王子市内に計画された老人用
分譲マンション。医瞭施設、文化施設、娯楽
施設、食事施設を持つ新しいタイプの
老人ホーム。庭園にはプール、温室、子供
遊園地、保有園などがあり、そこを訪れる人と
迎える人のゆとりの場となっている。
老人病の専門医が主宰する本格的な
デラックスな老人ホーム。
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